サイトによって選び方が違うから、退職代行を決められない!
こんな悩みを解決します。
- 退職代行の正しい選び方
- 退職代行の危険な選び方
ネット記事を見回しても、ここまで深く記述しているサイトはありません。
企業が運営するサイトではなく、「個人が運営するサイト」だからこそ、ここまでの情報を出せます。
正しい選び方を知って、安心して利用できる退職代行を選びましょう。
ちなみに「危険な選び方」は、退職代行に限らず「良い商品を見極める」ために勉強になります。
将来ずっと役に立つ情報になってますよ。
退職代行の正しい選び方
見るべきポイントは5つ。
- 退職代行の種類
- 設立年度
- 運営元の信頼性
- 運営元の経歴
- 評判
それぞれ解説します。
選び方①:退職代行の種類
退職代行の種類は、以下の3種類。
- 民間業者
- 労働組合
- 弁護士法人
特徴を以下の表にまとめました。
代行の種類 | 民間業者 | 労働組合 | 弁護士 |
退職連絡 | 〇 | 〇 | 〇 |
手続補助 | 〇 | 〇 | 〇 |
会社と交渉 | 違法 | 合法 | 合法 |
裁判代理人 | × | × | 〇 (別料金) |
料金相場 | 1~5万 | 2~3万 | 5~20万 |
総合評価 | リスク高 | バランス良 | 安心したい人向け |
上の表で見るべきポイントは、3つ。
- 会社と交渉できるか
- 裁判での代理人は不要
- 料金
それぞれ解説します。
1. 会社と交渉できるか
「会社と交渉」とは、以下のような退職の際によくある交渉です。
- 退職時期の交渉
- 有給消化の交渉
- 退職代行の拒否
しかし「民間業者」は会社と交渉する権利を持っていません。
退職代行 | 民間業者 | 労働組合 | 弁護士法人 |
会社と交渉 | 違法 | 合法 | 合法 |
んん?民間業者は交渉を申し込まれたらどうするの?
依頼者本人が、会社と直接やり取りするしかありません。
会社と直接やりとりしたくない人は、民間企業は避けた方が無難です。
ちなみに、弁護士「監修」の民間業者もダメですよ。
「監修」とは、退職代行が違法な範囲まで業務をやらないように監督するだけ。
弁護士は、あなたの退職に対応しません。
弁護士「監修」で勘違いする人は多いので、注意してください。
2 . 裁判での代理人は不要
裁判の代理人になれるのは「弁護士法人」だけ。
退職代行 | 民間業者 | 労働組合 | 弁護士法人 |
裁判の代理人 | × | × | 〇 (※別料金) |
ですが、訴訟は、ほぼありません。
普通の社会人は、縁のないことだと思った方がいいです。
私自身、たくさん退職代行の事例をみてきましたが、裁判になったのは見たコトがありません。
そのくらい特別なケースということ。
そもそも、弁護士法人に依頼しても裁判になったら別料金。
労働組合を選んだ場合も、労働問題に強い弁護士を紹介してもらえるので、実質変わりません。
うーん、なんか不安だ。
不安な人は、退職代行に直接相談してみましょう。
膨大な実例を把握しているので、訴訟になるリスクがあるか見積もってくれますよ。
自分で悩んでも答えは出ないので、LINEで直接問い合わせた方が早くて確実です。
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3 . 料金
弁護士は時間単価が高いので、高額で当然なんです。
弁護士なら、退職代行の実績多数の【弁護士法人みやび】をおススメしています。
ただし、弁護士法人みやびは、基本料金55,000円。
それに加え、オプション費用「回収額の20%」と高い。
弁護士費用を安心代と考えられますが、ちょっと高すぎる印象です。
労働組合の退職代行は、有給消化等の交渉も出来て、料金も3万円前後(追加料金なし)。
以上から「労働組合」の退職代行を強く推奨します。
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選び方②:設立年度
歴史ある退職代行を推奨する理由は「退職代行を対応した数が増えるほどトラブルの対処・予防ノウハウが蓄積する」から。
特に、退職代行は最近広まってきたため、他業界からの新規参入が盛んです。
そのため、設立から日が浅い業者が多い。
退職代行は、設立1~3年の新規企業ばかり。
当然、設立からの期間が短いと、ノウハウは少ない。
さらに、社員の教育期間が取れないデメリットもあります。
確かに、新人~3年目社員に依頼するのは不安だ。
選び方③: 運営元の信頼性
労働組合による退職代行は、料金はそこそこで業務範囲が広い。
そのため、ここ数年で退職代行業をするため(と推定される)労働組合が乱立しています。
こうした、本来の目的と異なる労働組合が「法的グレーでは?」と指摘する人も。
グレーでは?と問題提起されている段階で、規制は入っていません。
一方で、法適合の労働組合は、権威ある行政委員会からの認証を受けているので一目瞭然。
行政委員会から認証を受けていると確認できるのは、以下の労働組合のみ(当サイト調べ)
この3社は運営元の信頼性が高いです。
選び方④: 運営元の経歴
退職代行には「①歴史ある労働組合」と「②他業界からの新規参入」の2種類があります。
項目\運営元 | ①歴史ある労働組合 | ②他業界からの新規参入 |
---|---|---|
労働問題への経験 | 信頼性高い | 経験不足 |
知識・ノウハウ | 信頼性高い | 懸念あり |
会社との交渉力 | 強い | 懸念あり |
当然、従来から労働組合活動をしていた退職代行の方が会社との交渉力は強い。
一方、新規参入の場合は、知識やノウハウに懸念があると言えます。
新規参入がダメなわけではありませんが、経験値のある退職代行をおススメしたいです。
選び方⑤: 評判
口コミは、以下の注意が必要です。
- トラブルが一切ないサービスなんてない
- 利用者の「一部」の声である
- 宣伝(ステマ)がある
- いたずらに悪い口コミを書く人もいる
- 会社のHPの口コミは、良いことしか載せない
口コミを信じすぎてはいけないと知っておきましょう。
ただし、一つの指標にはなります。
当サイトでは、比較的本音で書かれやすい「twitter」「2・5チャンネル」「知恵袋」の情報の中で、ステマとみられる記載を除いて調査しています。
また、利用者に直接連絡を取り、体験談を書いてもらっていました。
退職代行の危険な選び方
- 弁護士が「監修」しているか
- ホームページの綺麗さ
- メディア掲載
- 実績数
- 退職成功率
- 引用元がわからない口コミ
- 返金サービスの有無
上記、参考程度なら良いですが、選ぶうえで重要視するのは危険です。
それぞれ理由を解説します。
NGな選び方①弁護士が「監修」しているか
今や、ほとんどの退職代行では「弁護士監修」と記載されています。
弁護士がやってくるなら、いいじゃん。信頼できそう。
そう、弁護士があなたの退職代行をしてくれると勘違いする人がいます。
「監修」とは、退職代行が違法な範囲まで業務をやらないように監督するだけ。
弁護士はあなたの退職に対応しません。
「弁護士監修なら安心」と考えるのは危険です。
NGな選び方②ホームページの綺麗さ
ホームページの綺麗さで、退職代行の印象を決めがちかもしれません。
極端な話、退職代行の能力がなくても、お金をかければ最高のホームページは作れてしまいます。
外見で判断するのは危険です。
NGな選び方③メディア掲載
もともと、新聞やTVへの出演は、信頼性を見る指標の一つと思っていました。
ところが、退職代行でトラブルを多数起こしている業者達も、多数メディアに掲載。
あんまり参考にならないのだと、私自身、最近気づいた点です。
メディア掲載と言っても、結局は「お互いビジネス」ということだと思います。
NGな選び方④実績数
退職代行業界最大手、古くからある企業のWEBページに今までの対応した累計の退職者数が載っていて、月々更新されていました。
— 退職代行モームリ (@momuri0201) July 2, 2022
それを見て私たちは「すごい依頼数だな、いつかはこうなりたい!」と目標にしていたのですが、実は毎月651名ずつ増やしているというただの”嘘”だったことが判明しました。
実績数については、上記の通り指摘している人がいました。
NGな選び方⑤退職成功率
一部の退職代行のホームページに「退職代行成功率100%」を記載しているところがあります。
めっちゃいいことじゃん。嘘なの?
ウソではないと思います。
退職は、労働者が持っている権利。
権利は、法律で守られているので退職できて当たり前なんです。
退職成功100%と聞くと、トラブルなく退職できた印象を受けますよね。
でも実際には、信頼度の低い退職代行に依頼してしまうとトラブルに巻き込まれることも。
- 本人や親に会社から電話がかかってくる
- 急ぎで対応してほしいなら追加料金を支払えと言ってきた
- 途中で退職代行業者が投げ出したため、自分で対応せざるを得なくなった
NGな選び方⑥引用元がわからない口コミ
例えば下記の通り、口コミは操作できてしまいます。
- 自作自演で口コミを作る
- トラブルが起きた利用者には、SNSでの発言を禁止する圧力をかける
- 嫌がらせで悪い口コミをする
amazonの口コミなんかでも、嘘みたいな口コミも混ざっていますよね。
正直、実際の口コミを集めるのは大変です。
私も退職代行の体験談を募集していますが、1件2,000円。
それでも、なかなか集まらない状況です。
面倒なら口コミを自分で作っちゃえって人も、なかにはいると思います。
信用できる口コミかの判断基準の一つとして「引用元が具体的に明記されているか」という点。
少なくとも、口コミだけで判断するのは危険なので注意しましょう。
NGな選び方⑦返金サービスの有無
トラブルで退職代行が業務放棄しても返金された事例を見たことがありません。
そもそも、退職できないからと言って、返金されて終わりとされても困ります。
返金サービスは、あてにしない方がいいですよ。
まとめ
信頼できる退職代行を選ぶのは、想像以上に難しい。
退職代行を使うくらいツライ状況で、色々調べるのは大変なことです。
ぜひ、同じように苦しんでいる友達がいたら「ここがおススメだよ」と教えてあげてください。
他人の私が紹介するより、友達から紹介された方が安心します。
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